葬儀で無理をしないための気持ちの持ちよう
人との関係は、
いつも良いことばかりではありません。
家族であっても、
長い間一緒に暮らしていても、
「どうしても分かり合えなかった」
「顔を合わせると喧嘩になっていた」
「最後まで折り合いが悪かった」
ということもあります。
そんな相手が亡くなったとき、
自分でも予想していなかったような
複雑な気持ちになることがあります。
悲しみだけではありません。
怒り、後悔、寂しさ、
戸惑い、何も感じない気持ち。
さまざまな感情が
入り混じることがあります。
悲しくなくても、おかしくありません
亡くなったと聞いても、
涙が出ない。
悲しいというより、
「やっと終わった」と感じる。
あるいは、
「もっと違う関係になれたのでは」
と後悔する。
どのような気持ちになったとしても、
それはおかしいことではありません。
人との関係が複雑だった分だけ、
別れの受け止め方も複雑になります。
「亡くなったのだから悲しまなければいけない」
と、自分の気持ちを
無理に変える必要はありません。
怒りが残っていてもいい
生前に言われた言葉や、
されたことが忘れられない。
「どうしてあんなことを言ったのだろう」
「最後まで許せなかった」
そんな思いが残っていることもあります。
亡くなったからといって、
今まで感じていた怒りまで
消さなければならないわけではありません。
相手を許すことと、
その人を見送ることは別のことです。
無理に許そうとしなくても大丈夫です。
葬儀でも「無理をしない」ことが大切です
気持ちが整理できていない中で、
葬儀の準備を進めなければならないことがあります。
そんなときこそ、
何もかも完璧にしようとしなくて大丈夫です。
例えば、
① 親族を全員呼ばなくてもいい
「親族だから全員に声をかけなければ」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、
関係が複雑な方まで無理にお呼びする必要はありません。
家族だけで静かに見送る
という選択もできます。
② 無理に喪主を引き受けなくてもいい
喪主を務めることが
精神的に大きな負担になる場合があります。
家族の中で相談して、
別の方にお願いすることもできます。
一人で抱え込まないことが大切です。
③ 無理に故人を褒めなくてもいい
葬儀の挨拶や会話の中で、
故人を良く話さなければならないと
思う必要はありません。
「いろいろなことがありました」
という気持ちのままでも構いません。
故人との関係を
無理に美しい話に変える必要はありません。
④ 最後まで付き添い続けなくてもいい
故人のそばにいることが
つらい場合もあります。
ずっと付き添わなければならない
という決まりがあるわけではありません。
少し離れて気持ちを落ち着かせる。
家族に任せて休む。
そうすることも大切です。
⑤ 参列者への対応を一人でしない
葬儀では、
参列者への挨拶や対応など、
思っている以上に気を使います。
家族や親族に協力してもらい、
一人で対応しないようにすることもできます。
葬儀社に相談し、
できるだけご家族の負担を減らすことも大切です。
⑥ 葬儀の規模を小さくしてもいい
「きちんとした葬儀にしなければ」
と思う必要はありません。
家族葬や少人数でのお別れなど、
ご家族の気持ちに合わせて
規模を決めることができます。
大きな葬儀だから
故人を大切にしている。
小さな葬儀だから
大切にしていない。
ということではありません。
「もっと話しておけば」と思うことも
人が亡くなってから、
「もう一度話しておけばよかった」
「最後に言いたいことを言えばよかった」
と思うことがあります。
しかし、
すべての関係が最後にきれいに
終わるわけではありません。
言えなかったことがあっても、
仲直りできなかったとしても、
それまでの人生が
すべて無意味になるわけではありません。
良かった時間があれば、
悪かった時間もある。
そのすべてを含めて、
二人の関係だったのだと思います。
無理に美しい思い出にしなくてもいい
葬儀では、
「故人はこんなに素晴らしい人でした」
と話さなければならないように
感じることがあるかもしれません。
しかし、
無理に美しい思い出だけを
探す必要はありません。
「いろいろあった人だった」
「最後まで分かり合えなかった」
そう思いながら
お別れをしてもいいのです。
葬儀は、
故人との関係を
すべて解決する場所ではありません。
ただ、その人との人生に
一つの区切りをつける時間。
そう考えてもいいのではないでしょうか。
「ありがとう」が言えなくてもいい
葬儀だからといって、
必ず「ありがとう」と
言わなければならないわけではありません。
「さようなら」
「いろいろあったね」
「もうゆっくり休んでください」
心の中でそう思うだけでも
十分です。
何も言葉が出てこなくても構いません。
最後にその人を見つめて、
静かにお別れをする。
それだけでも、
大切な時間になります。
葬儀が終わってからも、無理をしない
葬儀が終わると、
周囲からは「少し落ち着いたね」
と思われるかもしれません。
しかし、
心の整理には時間がかかります。
葬儀が終わった後に
疲れが一気に出ることもあります。
すぐに気持ちを整理しようとせず、
休めるときには休む。
誰かに話したいときには、
信頼できる人に話す。
一人で抱え込まないことも大切です。
時間が経ってから気持ちが変わることもあります
葬儀が終わった直後には
何も感じなかったのに、
何日か経ってから
突然思い出すことがあります。
反対に、
最初は悲しかったのに、
少しずつ気持ちが落ち着くこともあります。
気持ちは、
そのときどきで変わっていきます。
「こう思わなければいけない」
という正解はありません。
自分の気持ちを否定せず、
そのまま受け止めてあげてください。
横浜市民葬祭は、
ご家族の複雑なお気持ちにも寄り添います
大切な方とのお別れであっても、
必ずしも穏やかな関係だったとは限りません。
折り合いが悪かった。
長い間、距離があった。
最後まで仲直りできなかった。
そのような場合でも、
ご家族のお気持ちは
一人ひとり違います。
だからこそ、
「こうするべき」という形を
押しつけるのではなく、
ご家族がどのように
故人を送りたいのかを大切にし、
そのお気持ちに合わせた
お見送りをお手伝いします。
葬儀の規模を小さくする。
参列者を限定する。
喪主を一人で抱えない。
故人への言葉を無理に作らない。
つらいときは、
少し離れて休む。
こうした一つひとつの選択も、
「無理をしないお葬式」につながります。
悲しくてもいい。
悲しくなくてもいい。
怒りが残っていてもいい。
複雑な気持ちのままでもいい。
無理に答えを出さなくても大丈夫です。
その方との最後のお別れを、
ご家族にとって無理のない形で
迎えていただければと思います。
横浜市民葬祭は、
ご家族のお気持ちを伺いながら、
できる限りご負担の少ない
お見送りをご提案いたします。
葬儀について分からないことや、
誰にも話しづらいお気持ちがございましたら、
お気軽にご相談ください。



























