ご家族が亡くなられた後、

「自宅に連れて帰ってあげたい」

「安置所を利用した方が安心なのかな?」

と、安置する場所について悩まれるご家族は少なくありません。

実は、自宅安置にも安置所にも、それぞれメリットとデメリットがあります。

大切なのは、ご家族の希望や住宅環境、季節などを考えて選ぶことです。

今回は、初めて葬儀を経験される方にも分かりやすくご説明します。


そもそも「安置」とは?

ご逝去後、すぐに火葬できるわけではありません。

法律上、原則として死亡後24時間を経過するまでは火葬することができないため、その間、故人様を適切な場所でお休みいただく必要があります。

この期間に故人様をお休みいただくことを「ご安置」といいます。

安置場所には、大きく分けて、

①ご自宅

②葬儀社などの安置所

があります。


自宅安置のメリット

① 故人様を住み慣れた自宅にお連れできる

「最期は自宅で過ごさせてあげたい」

というご希望を持つご家族も多くいらっしゃいます。

住み慣れたご自宅で、家族と一緒に過ごせることは、自宅安置の大きなメリットです。

② 家族がいつでもそばにいられる

安置中に故人様のお顔を見たり、話しかけたりすることもできます。

最後の時間を家族とゆっくり過ごしたい方には、自宅安置が向いています。

③ 面会時間を気にせず過ごしやすい

ご自宅ですので、施設の面会時間などを気にする必要がありません。


自宅安置のデメリット

① 住宅環境によっては難しい場合がある

マンションやアパートなどでは、

  • エレベーターの大きさ
  • 廊下や玄関の広さ
  • 故人様をお休みいただくスペース

などを確認する必要があります。

搬送方法についても、事前に葬儀社へ確認しておくと安心です。

② 温度管理に注意が必要

特に夏場は室温が高くなりやすいため、冷房などによる温度管理が重要になります。

③ ご家族の負担になることも

ご自宅で安置する場合、故人様のお休みいただく環境を整える必要があります。

「自宅に帰してあげたい」という気持ちだけで決めるのではなく、ご家族が無理なく対応できるかも考えましょう。


安置所を利用するメリット

① 温度管理などを任せやすい

安置所では、故人様をお休みいただくための環境が整えられていることが多く、ご家族の負担を軽減できます。

特に暑い時期には安心感があります。

② 自宅のスペースを気にしなくていい

マンションなどで、

「自宅に故人様をお連れするのが難しい」

という場合にも利用しやすい方法です。

③ ご家族の負担を減らせる

突然のご逝去で精神的にも大きな負担がある中、安置環境の準備を葬儀社に任せられることは大きなメリットです。


安置所を利用するデメリット

① 自宅のように自由に過ごせない場合がある

安置所によって、面会できる時間や人数などのルールが異なります。

利用前に確認しておきましょう。

② 面会に移動が必要

ご自宅とは違い、安置所まで足を運ぶ必要があります。

ご高齢のご家族などが頻繁に面会する場合は、場所も重要になります。

③ 費用がかかる場合がある

安置所の利用には、施設によって安置料などが必要になる場合があります。

葬儀社へ相談する際には、

「安置料金はいくらですか?」

「何日まで含まれていますか?」

など、事前に確認しておきましょう。


季節によっても安置場所を考えましょう

安置場所を選ぶ際には、季節も重要なポイントです。

夏場は特に温度管理に注意

夏は気温が高く、故人様の状態を保つための適切な温度管理がより重要になります。

自宅安置を希望される場合は、冷房などを使用して室温を適切に保つ必要があります。

ご家族だけで判断せず、葬儀社に確認しましょう。


冬場でも油断はできません

「冬だから大丈夫」と考えてしまう方もいますが、暖房によって室温が高くなりすぎる場合があります。

また、暖房器具の風を直接故人様に当てることは避けるなど、適切な環境を整えることが大切です。


春・秋も室温に注意

春や秋は比較的過ごしやすい季節ですが、日中と夜間で温度差があります。

「涼しいから大丈夫」と自己判断せず、葬儀社の指示に従って安置環境を整えましょう。


自宅安置と安置所、どちらを選べばいい?

迷ったときは、次のように考えてみてください。

ご家族の希望・状況向いている安置場所
自宅に連れて帰りたい自宅安置
家族と最後の時間を過ごしたい自宅安置
自宅に十分なスペースがある自宅安置
マンションなどで搬入が難しい安置所
ご家族の負担を減らしたい安置所
夏場など温度管理が心配安置所も検討
面会を重視したい施設の面会条件を確認

もちろん、これはあくまで目安です。

最終的には、ご家族の住宅環境や希望、季節、葬儀の日程などを考慮して決めるとよいでしょう。


「自宅に帰してあげたい」という気持ちも大切です

ご家族から、

「できれば一度、自宅に帰してあげたい」

というご希望をいただくことがあります。

そのお気持ちは、とても大切なものです。

一方で、

「自宅に連れて帰るのが難しい」

という場合に、安置所を選ぶことも決して悪いことではありません。

どこに安置するかで、故人様への愛情が決まるわけではありません。

ご家族が無理なく、落ち着いて最後の時間を過ごせる場所を選ぶことが大切です。


横浜市民葬祭では安置についてもご相談いただけます

「自宅と安置所、どちらがいいのか分からない」

という方も、どうぞご安心ください。

横浜市民葬祭では、ご家族の住宅環境やご希望をお伺いしながら、安置場所についてもご相談を承っています。

また、安置所を利用する場合は、

  • 面会できる時間
  • 面会人数
  • 安置料金
  • 葬儀までの流れ

なども確認し、ご家族に分かりやすくご説明いたします。

分からないことを、分からないまま決める必要はありません。

まずはお気軽にご相談ください。


まとめ

自宅安置と安置所には、それぞれメリット・デメリットがあります。

自宅安置は、

「故人様を自宅に連れて帰り、家族と一緒に過ごしたい」

という方に向いています。

一方、安置所は、

「ご家族の負担を減らし、適切な環境で故人様をお休みいただきたい」

という場合に適しています。

さらに、夏の暑さや冬の暖房など、季節による温度管理も忘れてはいけません。

どちらが正解ということではありません。

故人様とご家族にとって、無理のない方法を選ぶことが大切です。

横浜市民葬祭では、安置場所のご相談から葬儀まで、ご家族に寄り添ってサポートいたします。

「自宅に帰してあげたいけれど、できるか分からない」

「安置所を利用した方がいいのか迷っている」

そんな場合も、どうぞお気軽にご相談ください。