ご家族が安心できる基本のステップ

大切な方を亡くされた直後は、
気持ちが追いつかず、不安が押し寄せてきます。

「何をどう進めればいいのか分からない……」
多くの方が、同じ悩みを抱えています。

ここでは、一般的な葬儀の流れを読みやすくまとめました。

1.読経(どきょう)

お坊さんが故人のためにお経を読み上げる場面です。
静かな声に包まれ、気持ちが整っていく時間でもあります。

慣れていなくても大丈夫です。
ご家族は椅子に座ったままで、静かに手を合わせれば十分です。


2.お焼香(しょうこう)

お焼香は、香をたきながら
「ありがとう」を心の中で伝える時間です。

宗派によって回数が違いますが、
葬儀スタッフが隣で案内しますので不安はいりません。

うまくやろうとしなくても、
大切なのは「気持ち」です。


3.火葬(かそう)

お別れのクライマックスとなる時間です。

火葬炉の前では、ご家族がそろって
お花を添えたり、静かに声をかけたり、
思い思いのかたちで最後を過ごします。

火葬中は控室でゆっくり待機します。
無理に話す必要もなく、ただ座って過ごすだけでも構いません。


4.収骨(しゅうこつ)

火葬後、お骨を骨壷へ移す儀式です。

手順は地域によって違いますが、
担当スタッフが丁寧にサポートしますので心配はいりません。

すべて落ち着いた流れで行われます。


◆ 最後に

葬儀は、ご家族の気持ちが一番大切です。
「こうしなければいけない」よりも
「このほうが心に無理がない」という選び方で大丈夫です。

どうしていいか分からなくなったときは、
どうか一人で抱え込まないでください。
葬儀スタッフに頼っていただいて構いません。

あなたのご不安が少しでも軽くなりますように。