■ はじめに

初めての葬儀に立ち会うとき、
「どの順番で進むの?」「焼香の回数は?」
と不安に感じる方が多いものです。

この記事では、葬儀当日の流れをわかりやすく整理し、
焼香や火葬、精進料理のタイミングまで丁寧に解説します。


■ 葬儀全体の基本的な流れ

葬儀の進行は地域や宗派によって多少異なりますが、
一般的には以下の順で行われます。

1️⃣ 開式前の受付・着席
2️⃣ 読経と焼香
3️⃣ 告別式・お別れ花
4️⃣ 出棺・火葬
5️⃣ 精進料理(会食)

それぞれの場面で気をつけたいポイントを、順を追って見ていきましょう。


■ 1. 開式前の準備

葬儀会場に到着したら、まず受付で記帳し、香典をお渡しします。
その後、案内に従って静かに席に着きましょう。

服装・持ち物・挨拶は控えめに。
スマートフォンは電源を切るか、マナーモードにしておきます。


■ 2. 読経(どきょう)と焼香の流れ

葬儀が始まると僧侶による読経が行われます。
お経を聞きながら静かに合掌し、心を落ち着けましょう。

焼香(しょうこう)は、宗派によって回数が異なります。

宗派 焼香回数 特徴
浄土真宗 1回 合掌して一礼のみ
真言宗 3回 香を額にあててから香炉へ
曹洞宗 2回 合掌を丁寧に
日蓮宗 3回 合掌後、深く礼をする

分からない場合は、前の方の作法に合わせても問題ありません。


■ 3. 告別式とお別れ花

読経と焼香が終わると、最後にお別れの花を添える時間です。
故人を囲み、感謝の気持ちを込めて一輪ずつ花を手向けます。

この瞬間は、もっとも静かで温かい時間です。


■ 4. 出棺・火葬の流れ

告別式の後は火葬炉へ向かいます。
火葬の所要時間は約1時間前後。最近では火葬のみ(直葬)を選ばれる方も増えています。
費用を抑えつつ、静かにお見送りができる方法として注目されています。


■ 5. 精進料理(会食)

火葬中は「精進落とし」と呼ばれる会食の時間です。
僧侶や親族を囲み、故人を偲びながら静かにお食事をします。

※火葬後は、**お骨上げ(収骨)**を行い、
 ご家族で骨壷に納めます。


■ まとめ

葬儀の流れは「焼香 → 告別 → 火葬 → 精進料理」という順序で進みます。

初めてでも、
「焦らず」「感謝の気持ちを込めて」行動すれば十分です。

もし不安な場合は、
事前に葬儀社へ相談しておくことで安心して当日を迎えられます。

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