大切な方を見送るとき、
「喪主としてどうすればいいのか…」
と不安に思う方は多いものです。

特に初めての葬儀では、
焼香の作法や挨拶のタイミングなど、
慣れないことがたくさんあります。

ここでは、喪主の方が安心して式を進められるよう、
宗派ごとの焼香作法と、挨拶のポイントを分かりやすくまとめました。


🌸 各宗派の焼香作法(回数の目安)

焼香の回数や仕方は、宗派によって少しずつ異なります。
一般的な目安をまとめると次の通りです👇

宗派焼香回数特徴
浄土真宗1回(押しいただかない)香を額にかざさないのが特徴
浄土宗3回心を込めて静かに焼香
真言宗3回額にかざして焼香
曹洞宗2回1回目は額にかざす、2回目はそのまま落とす
日蓮宗1〜3回地域や寺院で異なる場合あり

💡 迷ったときは、式場スタッフや僧侶に確認するのが一番安心です。


🙏 喪主の挨拶 — いつ、どんな言葉を伝えればいい?

喪主としての挨拶は、
参列してくださった方々に感謝を伝える大切な場面です。

タイミングは主に以下の3つです。

  • 通夜の最後
  • 告別式の最後(出棺前)
  • 火葬後または精進落としの席

形式にとらわれず、
「本日はお忙しい中、誠にありがとうございました」
といった短い言葉でも十分です。


📊 喪主の挨拶 実施率の推移(2015〜2024年・推定)

下のグラフは、過去10年間における
喪主が葬儀で挨拶を行った割合の推定推移を表しています。



📉 2020年前後に実施率が下がった理由

この時期に下がった大きな要因は、新型コロナウイルスの影響です。

  • 参列者を最小限にした「家族葬」や「直葬」が増加
  • 感染対策でマスク・距離を取るため、挨拶を控える方が増えた
  • 式そのものを省略し、後日お別れ会を行うケースも多かった

結果として、2020年には実施率が 75%程度 にまで低下したと見られます。


📈 近年の回復傾向

2022年以降、葬儀参列の制限が緩和されるとともに、
喪主の挨拶も少しずつ戻ってきています。

最近では、形式よりも心のこもった言葉を伝える傾向が強まり、
短くても気持ちが伝わる挨拶が増えています。

2024年には再び 80%以上 の方が喪主挨拶を行っていると推定されています。


💬 まとめ

はじめて喪主を務めるとき、
「正しい作法を知らないと失礼かも」と不安に思うものです。

しかし、何よりも大切なのは 心を込めて見送ること
焼香の回数や言葉の長さよりも、
故人や参列者への気持ちが一番伝わります。

不安なときは、葬儀社スタッフに一言相談してください。
経験豊富な担当者が、流れや挨拶の例文まで丁寧に教えてくれます。


🕊️ 横浜市民葬祭では
初めての葬儀でも安心できるよう、
喪主の挨拶サポートや進行のフォローも行っています。

「何から始めたらいいかわからない」
そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。

📞 ご相談・資料請求は → 横浜市民葬祭 お問い合わせページへ